バレエ上達のためにピラティスとヨガどちらがおすすめ?
バレエを習い始めると、しなやかな身体や美しい姿勢を保ちながら、正確なテクニックを身につけることの難しさを感じる方は多いのではないでしょうか。実際に、バレエを始められたお客様からのお声として、映像で見てると優雅やけど実際ってこんな大変なんやな〜!と、よく言われます。思う様に体が動かなかったり、鏡に映る自分が想像と違う動きになっていたり…習い始めて思う、どうしたらあんなふうに踊れるの!?が出てきますよね…。そうなってきたら、お家でストレッチをしたり筋トレを行う様になり始めます。
現役のダンサーでも怪我防止や技術向上のために色々なエクササイズやケアを取り入れています。
そのサポートとして人気なものが「ピラティス」や「ヨガ」が挙げられます。マイフッドスタジオでは、ピラティスと、ヨガのクラスも開講しております。お客様にピラティスとヨガは何が違うの?どっちがおすすめなの?などのお声をいただくので、今回はこのような記事を書かせていただきます!
どちらがバレエの上達により効果的なのでしょうか?また、ピラティスで得られる効果、ヨガで得られる効果も同時に書いていきたいと思います。それぞれの特徴や効果を整理しながら、バレエにとって最適な取り入れ方を考えていきます。
バレエの基本的なテクニックと体の使い方
バレエは単なる身体運動ではなく、音楽と調和しながら美を表現する総合芸術です。そのためには、いくつかの大切な要素が求められます。スラッと美しく伸びた手足を持つことは誰もが憧れる素晴らしい条件です。それを活かすためにも、またそういった体を作るためにも大切なことは体の使い方です。体の使い方でとても重要なポイントをいくつか挙げていきます。
まず欠かせないのは体幹の強さです。回転やジャンプ、そして様々なポーズを安定させるためには、腹筋や背筋といった深層部の筋肉がしっかり働き、身体の「軸」を支える必要があります。軸が強ければ多少のブレがあっても戻すことができます。バレエにおいて本当に軸を感じること、いわゆる体幹を強くすることは重要な鍵となります。
次に、柔軟性と関節の可動域です。股関節や背骨、肩の柔らかさがなければ、美しい脚の上げやポールドブラを実現することはできません。単なる柔らかさではなく、コントロールしながら可動域を最大限に使う力が大切です。バレエは体が柔らかくないとだめ、というイメージがあるようにやはりしなやかで美しい踊りを表現するためには柔軟性は必要です。
さらに、音楽性と表現力もバレエの核となります。テクニックが正確でも、呼吸や感情が伴わなければ見ているお客さんたちの心を動かすことはできません。音楽を身体に取り込み、音楽と一緒に自然な流れで動きを繋ぐことが求められます。バレエは言葉を使わないため、音楽やマイムや表情でストーリーをお客さんに伝えていきます。そのため、とても繊細な技術になっていきますが音楽性や表現力というものは大切です。
そして忘れてはならないのが怪我をしない体づくりです。バレエは繊細かつ過酷な動きを繰り返すため、正しい姿勢や筋力のバランスが整っていないと関節や筋肉を痛めやすくなります。つま先で立つ、回る、男性に持ち上げてもらう、女性を持ち上げるなど、やっぱりちょっと特殊な動きが多いバレエは、少しのことで大きな怪我につながりやすいです。鍛錬をし怪我をしにくい体を手に入れるということは、ダンサーにとって本当に大切です。怪我をしないというのは、みんなで舞台を作っていく以上大切ですし、また、日常生活でも怪我をすると不便に感じることも増えてしまうので、バレエを通して怪我をしないように、ダンサーはケアをしたり、エクササイズを取り入れたり工夫をしています。
つまり、バレエには「体幹の安定」「柔軟性」「音楽性」「怪我予防」という複数の要素が同時に必要であり、これらを支える補助トレーニングとしてピラティスとヨガが大きな力を発揮するのです。
バレエは、始めにもお伝えしたとおり優雅に見えますが実際はとてもハードです。芸術でありながら、非常に高度な身体操作を必要とするスポーツ要素も非常に強い舞踊です。つま先で回転をしたり、体を大きく使ってジャンプをしたり、男性と踊るとなれば持ち上げられたりと、たとえ1分の踊りでもしっかり汗をかくほどに繊細で体の全てを使います。
ただ、体幹が強ければいい、体が柔らかければいい、ではなく全ての機能においてバランスが非常に重要です。
このようなバレエ特有の身体要求に対して、ピラティスとヨガはそれぞれ異なるアプローチで役立ってくれます。
ピラティスの効果
ピラティスは、第一次世界大戦中にドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が兵士のリハビリとして考案したメソッドです。当初から「怪我をしないための正しい身体の使い方」を重視しており、その特徴はバレエのトレーニングにとてもよくマッチします。
マットピラティスや、マシンピラティスなど様々な種類がありますが、バレエの上達を目指す人にとって、大きな助けとなる点は以下のポイントが大切です。
1、体幹強化と軸の安定
ピラティスはお腹の奥(インナーマッスル)を意識しながら動くため、回転やジャンプでのぶれを抑えやすくなります。ピラティスでは、細かく繊細に動かしていくため、自分で変化を実感しやすいです。
2、姿勢改善と美しいライン
背骨の可動性を引き出しつつ、正しい姿勢を学べるため、自然と首が長く見え、胸が開いたバレエ的な立ち姿に近づきます。
生活環境や癖で姿勢も意外と崩れてしまっていることが多く、美しい姿勢を維持するだけでもなかなか筋力を使うため、しっかりピラティスで鍛えて理想の姿勢にしていきます。
3、関節への負担軽減
ピラティスは「正しく動かすこと」に重きを置くため、膝や腰に余計なストレスを与えず、怪我の予防に効果的です。
4、呼吸と動作の連動
ピラティス独特の呼吸法は横隔膜を意識させ、動きと呼吸を一体化させる練習になります。呼吸と動きを一致させることで、より筋肉にアプローチもしてくことができます。音楽に合わせて踊る際のリズム感や流れを滑らかにする助けにもなります。
特にプロのダンサーやバレエ学校のトレーニングカリキュラムに組み込まれることも多く、「ピラティス=バレエ上達の補強エクササイズ」といえるほど相性が良いのです。ピラティスでは、体の細かい部分の筋肉を鍛えることができるので、今まで使えていなかった筋肉に気づくことができたり、また強化することでよりテクニックが向上したりと、バレエダンサーでピラティスの資格持っている方も多く、ピラティスは本当にバレエダンサーには持ってこいのエクササイズの一つです。
ヨガの効果
一方、ヨガは約5000年以上前のインドで生まれ、身体と心、呼吸の調和を目指す修行法として発展しました。ヨガにもヴィンヤサヨガ、リラックスヨガ、ホットヨガなど様々な種類があり現代ではフィットネスやリラクゼーションの一環として親しまれています。
ヨガを取り入れるとこのような効果をバレエでは発揮することができます。
1、柔軟性の向上
股関節や背骨、肩周りをじっくり伸ばすポーズが多いため、アラベスクやデヴェロッペなどのポジションを美しく見せるための柔軟性を養えます。また、ねじりなどのポーズは、普段の関節のストレッチとはちがいあまり動かせない部位なども刺激することができるので、とてもおすすめです。また、ダウンドックポーズは綺麗な脚のラインを作る裏もも、ハムストリングの伸びと、床を踵で押す感覚が掴みやすくなるのでおすすめです。足だけでなく、上半身もしっかり使うポーズなのでぜひ取り入れてみて欲しいです。
2、呼吸と集中力
ヨガの深い呼吸は自律神経を整え、舞台上での緊張を和らげる効果があります。また、動きに集中する習慣が身につくため、踊りに没入しやすくなります。自分の体と向き合って日によって変わるコンディションや気分に気づくだけでも上達への大きな一歩です。呼吸と集中力も本当に大切です。
3、心の安定と表現力
ヨガは「心身一如」の考え方を基盤にしているため、心を静めながら身体を動かします。これにより、踊りに感情や余裕を乗せやすくなり、観客に伝わる表現力が増します。色々考えてしまって、頭がいっぱいになり睡眠が満足にとれなくなる日もあるかと思いますが、心の安定の練習、瞑想を少しでも取り入れて上げると、心がスッキリし、目の前の課題に集中できるようになります。
4、全身のバランスを整える
片足で立つポーズやねじりのポーズをとることによって、体の内側の感覚を研ぎ澄まし、バレエで求められる繊細なバランス力を高めてくれます。
普段ねじりのポーズなどあまりすることがないため、ヨガで意識をして捻ることによって、内臓機能の働きもよくしてくれます。
ヨガは即効的に「筋力を強化する」効果は薄いものの、精神面の安定や柔軟性を高める点でバレエに非常に役立ちます。
バレエは精神面も非常に大切です。人前で自分のベストを披露するためにはやはり強い覚悟と自分を信じる心が鍵となるので、ヨガで不必要な力を抜き心と体を整える、ということも、とてもバレエにとって魅力的なエクササイズだといえます。
結局どっちがいいの?
ここまでピラティスとヨガを比較してきましたが、実はどちらも良いが正解です。
ピラティスは体幹強化、正しい姿勢、怪我の予防を目的とし、安定したバランスと美しいラインを得ることができます。
ヨガは、心身の調和、柔軟性、精神安定を目的とし、柔軟性、リラックスなどが得られます。
バレエは心と体の両方を使う芸術だからこそ、ピラティスで体幹を整え、ヨガで柔軟性と心の安定を養うという組み合わせが最強です。ピラティスで「強さと正確さ」ヨガで「柔らかさと心の余裕」育てる。この両輪が揃うことで、踊りの精度も表現力も格段に高まります。
プロのバレリーナも練習の合間にヨガでリラックスし、リハビリや身体メンテナンスにピラティスを取り入れるケースは珍しくありません。練習量の多いダンサーにとって、両方をバランスよく活用することが理想的な方法といえるでしょう。
バレエは身体的にかなりの負荷をかけるため、長く踊りたい、上手に踊りたいなど本格的になればなるほど色々な要素を取り入れていただいた方が、理想の踊りに近づくことができます
実際にピラティスをやっている方は、ピラティスを習ったことによって余分な力が抜けて踊りやすくなった。とか、体の知識が増えて今痛いところがない。とおっしゃる声を聞きました。
ヨガも同じように、余分な力が抜けた、呼吸の大切さを知れて優雅に見えるようになった、心が整うから集中しやすくなったなどの声もあります。なので、どちらも取り入れていただくことがベストです。
ただ、どちらかだけ!という方には、
鍛えたい方にはピラティス、体を柔らかくしたいのならヨガと、より効果の強い方をオススメさせていただきます。
まとめ
バレエがとてもスポーツ要素の高い舞踊ということ、そして、ピラティス、ヨガの魅力をお伝えしてきましたが、まとめると、
バレエを長くそして、しっかり踊りたい!という方には、体幹の安定、いわゆる強い軸を作ること、そしてパフォーマンスとしなやかに見せるために必要な柔軟性、優雅に見せるためには呼吸が必要で、1曲を踊り切るために集中力、怪我の予防が大切。
ピラティスは体幹を強化し、正しいアライメントを作るのに最適、ヨガは柔軟性や呼吸法、心の安定を育て、表現力を高める。
どちらにもバレエの上達を目指す上で必要な要素があります。ピラティスを頑張ることによって体を動かしやすくなり、体のラインも美しくなっていきます。ヨガをプラスで行うと、精神面で整うことができ、呼吸をコントロールできる用になると自律神経も整えることができるので、集中してお稽古に取り組んだり、柔軟性の向上を見込むことができます。
どちらか一方ではなく、両方を組み合わせることでバレエはより美しく、楽しく、正しく踊れるようになります。
バレエを取り組む皆さんにとって、ピラティスとヨガはまさに最強のパートナー。
ぜひ日々の練習に取り入れて、自分の踊りをさらに輝かせてみてください。
マイフッドスタジオでは、ピラティスもヨガも同じチケットでお気軽に初めていただくことができます。
バレエを初めて、ヨガやピラティスに興味を持たれた方、また、ヨガやピラティスをやっていて体力チェックがてらバレエのレッスンを受けてくださる方、様々な方がいらっしゃいます。敷居が高いと思われがちのばれえですが、マイフッドジムでは、他のトレーニングと同じように初めていただくことができます。アットホームなスタジオで楽しく自分磨き始めましょう!
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